癖になる理由とは。

何が癖になるのか?、今まで急性などの炎症を伴う痛みの処置について書いて来ましたが

よくギックリ腰とか、人によっては年に何回かやってしまうとか、この季節になるとなってしまう

など、同じ事を繰り返し癖になってしまう、こんな事をお聞きになる事や経験はありませんか?

今回はこの繰り返してしまう、いわゆる癖になるメカニズムについて書いていきます。

 

どんな筋肉の場所でも起こりうる、筋肉損傷による炎症性の痛み、

「ぶつけた」「打った」「ひねった」「急激な動きをした」このような事になる動きはさまざま

人間の身体で起こる炎症性の痛みで共通することで、それが起こった所は、炎症が治まると共に

患部が、「瘢痕治癒」と言って、そこの組織が硬くなって治るという特徴があります。

例えると、転んで擦り剥いた所が、日にちが経つにつれて患部が「カサブタ」になりますよね

こんなイメージです、身体の体表面ではこのようになりますが、身体の内部でも起こった損傷

でもカサブタのようにはならないですが、似たような感じで人間の身体は傷を修復していくのです。

 

ではそれがなんで癖になってしまうのか?

例として、ギックリ腰になる原因の一つで、筋疲労が溜まり過ぎてしまう事で柔軟性が無くなると

筋肉は萎縮して硬くなります、そのような状態の時に、急に筋肉を使う動作で微細な損傷が起きる

のですが。

一度でも前にギックリ腰をしている患部の筋肉には、前記にも書きましたが、硬く治っている

筋組織があるわけです、いわゆる他の組織より損傷しやすい部分になっていると言ても過言では

ありません。

簡単に言うと、古傷があると、またそこから痛くなってしまう、、、、

という原理です、これがいわゆる癖になってしまうという事なんですね。

ではそうならないようにするための対策はないのか?これはまた次回ということで。

 

カッコつけて、傷は生きてきた勲章だ!といいますが、傷との付き合い方を間違えると

大変なので気を付けましょう、笑

ではまた。

小沢謙太郎

 

 

2018年06月05日