間違った処置の仕方に注意!3

これからは夏、アクティブに身体を動かす事が多くなる季節かと思います。

 

そこで今回は間違った処置というか、このような状態になったら気を付けつけ

ましょう!ということを書いていきます。

これまでの続きで、炎症を伴う痛みについてなのですが、よく患者様にどのように

したらその症状になったのか?聞くとこんな答えを聞く事があります。

 

「ゴルフをプレーしている最中、スイングして腰をひねった時に、そんなにひどいのでは

 ないんだけどなんか少し痛みの違和感が出たんだよね、でも全然動けたから、そのまま

 プレーを続けたんだけど、ゴルフが終わって家についてから痛みが酷くなり、次の朝は

 動けないくらいになっちゃたんだよね」このような事例です。

 

この事例では腰の事を書いてますが、いろんな身体の部位に言えることです。

急に何かした時に痛めたような感じになった!今回の場合はいわゆる

「急性腰痛」、俗に言う「ギックリ腰」の事ですが、よくギックリ腰と聞きますと

動けなくなってしまうイメージがあるかと思います。

これは腰の筋肉を動かした時に損傷をおこし、炎症が起きてしまっている

状態になるのですが、この患部の損傷度合いによって、動けなくなってしまう状態

もあれば、ただの違和感だけで、全然動けてしまう状態もあるわけです。

 

先ほど書きました事例の患者様の場合は、最初腰をひねった時の違和感は

筋肉損傷度合いとしては、軽度だったと思われます、だから身体も動かせて

違和感はありながらもプレーが出来てていた状態なのですが、軽度であっても

損傷が確実に起きている状態の中で、身体を動かし続けた結果、損傷の度合いが徐々に

酷くなってしまったために、帰宅時には痛みがひどくなり、次の日には動けない位に

なってしまった、という結果になった訳です。

 

要は、痛めた度合いが軽度であれ重度であれ、何かしている時に痛めたような違和感を

感じた時には、無理をして体を動かさず、患部を冷やし、まずは安静を取る事です、

その時は動けるからと言って無理しますと、後で大変な思いをしますよ!

ということを頭に入れておきましょう、人間動けなくなるのは辛いですからね。

 

そのような状態になったら、ひとまず無理をしない勇気を持ちましょう、それがあなたの

身体を守ることです、ではまた。

小沢謙太郎

 

 

2018年05月29日