これからは夏、アクティブに身体を動かす事が多くなる季節かと思います。
そこで今回は間違った処置というか、このような状態になったら気を付けつけ
ましょう!ということを書いていきます。
これまでの続きで、炎症を伴う痛みについてなのですが、よく患者様にどのように
したらその症状になったのか?聞くとこんな答えを聞く事があります。
「ゴルフをプレーしている最中、スイングして腰をひねった時に、そんなにひどいのでは
ないんだけどなんか少し痛みの違和感が出たんだよね、でも全然動けたから、そのまま
プレーを続けたんだけど、ゴルフが終わって家についてから痛みが酷くなり、次の朝は
動けないくらいになっちゃたんだよね」このような事例です。
この事例では腰の事を書いてますが、いろんな身体の部位に言えることです。
急に何かした時に痛めたような感じになった!今回の場合はいわゆる
「急性腰痛」、俗に言う「ギックリ腰」の事ですが、よくギックリ腰と聞きますと
動けなくなってしまうイメージがあるかと思います。
これは腰の筋肉を動かした時に損傷をおこし、炎症が起きてしまっている
状態になるのですが、この患部の損傷度合いによって、動けなくなってしまう状態
もあれば、ただの違和感だけで、全然動けてしまう状態もあるわけです。
先ほど書きました事例の患者様の場合は、最初腰をひねった時の違和感は
筋肉損傷度合いとしては、軽度だったと思われます、だから身体も動かせて
違和感はありながらもプレーが出来てていた状態なのですが、軽度であっても
損傷が確実に起きている状態の中で、身体を動かし続けた結果、損傷の度合いが徐々に
酷くなってしまったために、帰宅時には痛みがひどくなり、次の日には動けない位に
なってしまった、という結果になった訳です。
要は、痛めた度合いが軽度であれ重度であれ、何かしている時に痛めたような違和感を
感じた時には、無理をして体を動かさず、患部を冷やし、まずは安静を取る事です、
その時は動けるからと言って無理しますと、後で大変な思いをしますよ!
ということを頭に入れておきましょう、人間動けなくなるのは辛いですからね。
そのような状態になったら、ひとまず無理をしない勇気を持ちましょう、それがあなたの
身体を守ることです、ではまた。
小沢謙太郎